朴晋佑(後列左)、 グェン・ヴァン・ズン(後列右)、ゼン・ユハ(前列中央)、フゥオン・ティ・タイン(前列右)
日本語を使う全世界へようこそ!YOUTUBE
日本語の森から日本語人にほんごじんコミュニティーへ
日本語の森㈱取締役会長 朴晋佑(パクジンウ)

日本語の森について、過去、現在、未来に分けて説明していきたいと思います。

【過去】私が一橋大学に在学してたとき、耳にタコができるぐらい言われたのは、

「選択と集中」と「社会貢献」

でした。当時は「社会貢献」などはきれいな言葉に過ぎないと強く思っていました。卒業後、帰国して韓国で立ち上げた日本留学試験専門予備校は運よく成功を収めたものの、そのあとのビジネスは次々と失敗を重ねてきました。その

失敗の最大の原因が社会への貢献度の低さ

にあることに気づくまでに8年を費やしてしまいました。それ以降は、「貢献」をコンセプトの軸にした新規ビジネスを考えました。そこでまず考えなければならなかったのが「貢献」の定義でした。ちょっと人を助けたり、お金を与えたりしたところで、「貢献」とは言えないでしょう。本当に自分のすべての能力や力を尽くさない限り、「貢献」とは言えないのです。当時の自分が持っている能力は日本語教育に関するものだけでした。すべての能力を尽くすのが「貢献」ならば、自分の能力を発揮して日本語教育コンテンツを世界の人々に提供しよう、それならばネットで無料配信しよう、というコンセプトが生まれました。しかしそこに一つのジレンマがありました。もしネットで無料日本語教育コンテンツを配信したら、すでに成功した自分の日本留学専門予備校はつぶれるのではないかという心配でした。そのとき、悟ったのが

「貢献」をするためには、「犠牲」が求められる

ということでした。成功したビジネスを犠牲にまでして、

「貢献」のコンセプトから生まれたものがYoutube「日本語の森」

でした。

【現在】その後、「日本語の森」に二人のメンバーが加わりました。ベトナム出身のグェン・ヴァン・ズンと韓国出身のゼン・ユハです。彼らは日本語教育コンテンツと「日本語の森」の理念に惹かれて

「日本語の森」の創立メンバー

として働き始めました。そして生まれたYoutubeチャンネルが

「DUNGMORI」と「YUHADAYO」

でした。「DUNGMORI」はベトナムで、「YUHADAYO」は韓国で、各国で一番有名な日本語教育コンテンツです。また、「DUNGMORI」にフゥオン・ティ・タインというベトナム人の女性が日本語教師として入り、彼女がベトナム初の日本語ネット講義「DUNGMORI. COM」を作り、2017年5月からサービスを開始しました。2018年10月の時点で42,000人のベトナム人が「DUNGMORI. COM」で日本語を勉強しています。今は、グェン・ヴァン・ズンはフゥオン・ティ・タインと結婚して、夫婦で「DUNGMORI」を運営しており、夫婦そろってベトナムでは一番有名な日本語教師となりました。グェン・ヴァン・ズン夫妻とゼン・ユハはユーザーをどうやって日本語教育コンテンツに惹きつけるかについて研究しております。そのため、配信したネット講義に関して多くのユーザーから好評を得ており、彼らは日本語教師の新型ロールモデルとなりつつあります。

【未来】ちょっとプライベートな話をすると、私は韓国人、妻はベトナム人で、1歳の娘もいます。妻は日本語能力試験N2に合格しており、3人の共通語は日本語です。そこで一つの疑問が湧いてきました。それは「日本人以外にも、全世界に日本語が話せる人は何千万といるはずなのに、なぜ国際共通語としての日本語の存在はこれほどまでに小さいのか」というものです。そこで、日本語話者「以下日本語人という」を簡単に見つけるシステムさえあれば、全世界に隠れていた日本語人が交流できるという仮説を立てました。この仮説に基づいて、「日本語人」というアプリを作っており、

全世界の日本語人を一つの「場」に集めるために日々努力しています


日本語の「森」はどんどん広がっています。